鍵のトラブルは鍵交換で未然に防ぐ
自分の住まいや、お店や職場などでセキュリティを語る上で鍵の存在はかかせません。
もし玄関や出入り口に取り付けてある鍵が少し古いものなら、なるべく新しい鍵へ交換することを検討した方が良いと思います。これにはもしものトラブル防止と、防犯面の安全性を高めるという二つの理由があります。
鍵というのは、思っている以上に複雑な構造をしている、いわば精密機械と言っても過言ではありません。
まだそれほど使用期間が長くない鍵でも、普段からのメンテナンスを怠っていると思いもしない災難に遭ってしまうかもしれません。例えば急にドアが開かなくなったり、鍵が刺さらなくなったり、鍵穴の中で折れてしまったりなどです。
こういったことが起きてしまわないように、誤作動が起きそうな古い鍵はできるだけ交換する、というのがトラブル防止の理由です。
もう一つの理由が防犯面からの安全性を高めるということですが、ディスクシリンダーや鍵山の少ない（ピンの数が少ない）ピンシリンダーは、十年ほど前、ピッキングという手法により空き巣の標的にされ、現在ではメーカーでも製造を取りやめているそうです。
こういった鍵が建物の重要な個所に取り付けられているとしたら、いつこういった不正解錠の被害に遭うか分からないということになります。
ですので、もし自分の住む家や身近な建物で古い鍵を使用しているなら、鍵屋を呼んで新しい鍵へ鍵交換することをお奨めいたします。